2014年9月18日木曜日

スコットランド独立投票、酒場は通常通り営業、がスコットランド人にとって悲報な理由

スコットランド独立投票、酒場は通常通り営業、というニュースを読みました。

タイやカンボジアでは、投票日には酒場は国家権力によって閉鎖されます。

独立を問うという非常に重要な投票であっても、スコットランドでは、酒場をあけていて大丈夫なんだな、さすがの民度だな。

とおもったのですが、本文の冒頭に悲報と書かれていて、僕は混乱しました。

読み進めていくと、なんと実は、独立投票のときだけ酒場の営業時間を延長することを求める申請をお役所が却下し、通常通り、認可済の営業時間内の営業しか認めないと言い渡した、というニュースであったことがわかりました。

さすがの民度というか…
さすがスコッチウイスキーの本場というか…。

つまりこういうことです。

お役所がもし「投票日も酒場は通常営業で」と言ったら。

カンボジアの酒飲み「投票日なのに閉めないんだ! やった!」
スコットランドの酒飲み「投票日なのに延長しないのかよ! ブー!」

英国における既存の知的所有権をスコットランドでも守るために今できること

という記事を読みました。

専門家は次の3点を挙げています。

・スコットランドでの登記にかかる資金を用意しておく
・商標については、スコットランドと、スコットランド以外の英国の両方で、使用実績を確実に作っておく
・両国の新国旗・新国名・国民感情にてらして、商標がふさわしいかどうかを検討

スコットランドの独立の賛否を問うレファレンダムの投票所は先ほど開所されました。明日の今ごろにはスコットランド独立イエスかノーかの最終決定が発表されている見通しです。

実際の手続きについては、スコットランドがEU不加盟を決めた場合には複雑になることが予想されるため、その用意もしておいたほうがよいと述べています。