2014年8月10日日曜日

グループ交流記憶? そんなのカンボジア人はとっくにみんなやってますが何か

新しい事柄をチームで分担して記憶し、後でレビューすると、定着効率が高い……
記事の筆者はgroup transaction memoryと呼んでいます。

How We Store Memories in Other’s Brains!

元々は、老夫婦や恋人のいる老人は、記憶の分担と交流の効果により、恋人のいない独身老人よりも認知症になりにくいことを明らかにした論文です。

これってカンボジア人は昔からみんな実践してますよね。
目新しいことがあったらみんなでよって来て眺める。みんなで聞き入る。
やってみるときはみんなでよってたかって
「違うわよ! こうだったじゃないの! まったくもう(笑)」
とか助け合いながら実現する。

悪く言えば「二人で一人」ともいえるこのカンボジア人のソーシャルな学習特性を、私も会社でチーム制としてしくみ化したり、育成も複数人を一度に対象にして行うのが効果的という持論を実践したりして、大いに活用してきましたが、これからそのことについて人様に語るときには、この「グループ交流記憶」という学術っぽい用語で説明したいとおもいます。

ベトナム人とか中国人はよくも悪くも個人主義ですので、この方法はかなり使いづらいとおもいます。
このようにみんなで助け合いながら学び、みんなで助け合いながらミッションを遂行することが文化的DNAに刻み込まれていることは、はっきりと、カンボジア人の明るい将来をもたらす特長であるといえます。