2014年7月15日火曜日

SCMとはsoftware configuration managementなのかsource code managementなのか

DTPを行う当社では、成果物はコンピュータファイルですので、Redmineを核とした生産管理を検討しますと、当然、Redmineが有するSCM連携機能の活用が視野に入ってきます。

SCMというのは、ソフトウェアの開発において、ソースコードの共有とバージョニングを円滑化するためのシステムです。
SVNやGitなどがあります。
ソースコードというのは実体としてはコンピュータファイル(群)に格納されています。

DTPも実体として同様にファイル群なので、このSCMが活用できるのではないかという発想です。

そこから私なりにいろいろ調べた跡がこちらとなっております:
結論としては、ちょっとSVNにしてもGitにしても、当社に適用するのはちょっと難しいなあ、という印象です。
SVN/Git側の問題というよりも、Redmine側で、チケットからSCMへのクリックが多すぎて、作業者にとって手順が面倒と感じました。

ただしRedmineには、ベタなファイルシステムと連携する「Filesystem」“SCM”連携機能もあるようですので、これは何かウチで使い道があるんじゃないかと、ちょっとまだ期待しております。

ところで…。
SCM、SCM言ってますが、SCMってそういえば何の略なんだっけ?

そうおもってググってみたのですが、意外と出てこないので、軽く驚きました。

実は2通りの似たような意味の言葉の、どちらの略称でもありえるようです:
  • software configuration management
  • source code management
で、ほんとはこの2つのうちどっちなのよ? という議論がこちらにありました:

普通にSCMを使えば、純粋なソースコードのみを管理しているので、後者ということになります。

しかしもしも運用を拡張して、設定ファイルやらまでSCMにぶち込みはじめたら、どっちかっていうともはや前者だよね、というような意見が出ていて、なるほどとおもいました。

英語の本を読んでいるとたまに、ごくごく普通の言葉を、大げさにふざけて頭字化してくることがあります。
たとえばTim Ferrissの『The 4-Hour Body』に「Too Much Information(TMI)Alert!」と出てきたときは、その後の内容は、筆者が自分のウンチの重さを量ったという話でした。
GTD(Getting Things Done)にしても、MYN(Master Your Now)にしても、ごくごく平易な言葉を頭字化 しているところがひとつのつかみなのだろうとおもいます。

また、こちらカンボジアでは会社や商店の名前など、まあたいていはオーナーの個人名なのですが、それを頭字化して3文字のアルファベットにして、ちょっとワードアートしましたみたいなロゴが氾濫しております。
正直、おまえも勘違い国際化かよって感じが、私の中でいなめません。
Rith MonyをRMNとかしちゃいます。
略さない元の名前のほうが、よっぽどオリジナリティあるのに…。

我々もあまり、業界人ぶって、あるいはプロフェッショナル的雰囲気やらグローバル的雰囲気やらをかもし出そうとおもって、何でもかんでも頭字化していると、ちょっとおかしみが出てしまうので、それをあえて狙うのでなければ、重々注意が必要だとおもいます。

カンボジア初 国境積替なしの冷凍定期便

※こちらは、いち消費者の食欲的視点のみで書いております投稿となっております。

ベトナム・カンボジア・タイの間を、冷凍・冷蔵トラックで、国境での積み替えなしに陸路輸送する、初の定期輸送サービスが来月始まるそうです。

http://www.viet-jo.com/news/nikkei/140714054517.html

かつて、カンボジアで最も美味い寿司が食えるのはパオイパエトのホリデーカジノでした。

すでに多くの、寿司を出す店がプノンペンに開店しています。

定期冷蔵・冷凍トラックの運行はこれにますます拍車をかけるとおもわれます。

競争が激化し、値段も下がってくれるとおもわれます。

ひんぱんに寿司が食えるようになるとおもわれます。

寿司が食える食えるぞ すしがくえるぞ


妻は日本に3年半住んだせいで、いくらが大好きです。

Skype API 2013年12月に終わっていた

当社と主な日本との連絡はSkypeで行なわれています。

生産管理の自動化を開発するにあたり、RedmineとSkypeをPHPでつないで、お客様への質問とか報告とかをSkypeチャットで自動的に送る、という形を以前から考えていました。

そのためにはSkype APIというのをたたけばよい、ということまでは調べてありました。

しかし今日あらためて見たところ…。
Skype APIが2013年12月に終了していたことを今になって知りました。

Microsoftは、この血も涙もない措置の理由として
「ユーザー体験の向上」みたいなことを挙げています。
ちょっと意味がわかりませんというか。
あまりに白々しくて笑ってしまいました。

彼らは見る気がないのでしょうか。
Skype APIを利用していたさまざまなサードパーティアプリの提供元の阿鼻叫喚を…。

SkypeからSkype URIというものも提供されています。
が、そのAPIリファレンスを見るかぎり、チャットに関してSkype URIでできることは

  • 相手を指定してチャットダイアログを開く
  • トピックを変更する

この2つだけです。
チャットメッセージを送るコマンドはありません。

笑っちゃうくらい、やる気ナッシングです。

私は、UWSCというデスクトップ自動化アプリを愛用しています。
これと組み合わせて、メッセージ送信はUWSCにやらせるという手もあるかもしれません。

しかしその場合、そもそもチャットダイアログを開く時点からUWSCにやらせればいいような気もします。
Skype URI要らないですね。

汎用ソフトウェア、とりわけネット系のソフトはふつう拡大戦略として、サードパーティやマッシュアップの開発者コミュニティを積極的に身にまとっていく、そのためにAPIをガンガン拡張していく、というのが普通だとおもっていましたが…。
さすがMSの考えることは我々しもじもには理解の及ばぬ高みにあるようです。

サードパーティによるSkype自動化ソリューションとして、MsgToSkypeというのがあります。
これは、Skype4Com.dllに依存してると書いてあります。

しかしSkype4Comのリンク先へ飛ぶと
Welcome
The Skype Developer program is not accepting new registrations.
とそっけなく返されてしまいました。
口先だけのウェルカムなんて要らないよ!

もうひとつ、Skype4PyというPythonラッパがあるようです。

しかしSkype4Pyのリンク先へ飛ぶと
You had me at "problem"
Looks like the page you were trying to visit doesn't exist or has been moved.
とそっけなく返され、あわせてSkype URIへのリンクをお示しいただきました。
ご親切にどうもありがとうございます!

ということで、私に残された選択肢はどうやら2つのみ:
  • UWSCでSkypeをたたく ※PHPとのI/Fがトリッキー
  • Skype以外の、もっとオープンなチャットシステム(IRCとか)へ移行
ということのようです。

ちょっと研究してみたいとおもいます。