SCMというのは、ソフトウェアの開発において、ソースコードの共有とバージョニングを円滑化するためのシステムです。
SVNやGitなどがあります。
ソースコードというのは実体としてはコンピュータファイル(群)に格納されています。
DTPも実体として同様にファイル群なので、このSCMが活用できるのではないかという発想です。
そこから私なりにいろいろ調べた跡がこちらとなっております:
結論としては、ちょっとSVNにしてもGitにしても、当社に適用するのはちょっと難しいなあ、という印象です。
SVN/Git側の問題というよりも、Redmine側で、チケットからSCMへのクリックが多すぎて、作業者にとって手順が面倒と感じました。
ただしRedmineには、ベタなファイルシステムと連携する「Filesystem」“SCM”連携機能もあるようですので、これは何かウチで使い道があるんじゃないかと、ちょっとまだ期待しております。
ところで…。
SCM、SCM言ってますが、SCMってそういえば何の略なんだっけ?
そうおもってググってみたのですが、意外と出てこないので、軽く驚きました。
実は2通りの似たような意味の言葉の、どちらの略称でもありえるようです:
- software configuration management
- source code management
で、ほんとはこの2つのうちどっちなのよ? という議論がこちらにありました:
- http://stackoverflow.com/questions/2575922/what-exactly-does-scm-stand-for
- http://stackoverflow.com/questions/6090643/what-does-scm-stand-for-in-meaning-of-trac-redmine
要は、前者は後者を包含する概念となっています。
普通にSCMを使えば、純粋なソースコードのみを管理しているので、後者ということになります。
しかしもしも運用を拡張して、設定ファイルやらまでSCMにぶち込みはじめたら、どっちかっていうともはや前者だよね、というような意見が出ていて、なるほどとおもいました。
英語の本を読んでいるとたまに、ごくごく普通の言葉を、大げさにふざけて頭字化してくることがあります。
たとえばTim Ferrissの『The 4-Hour Body』に「Too Much Information(TMI)Alert!」と出てきたときは、その後の内容は、筆者が自分のウンチの重さを量ったという話でした。
GTD(Getting Things Done)にしても、MYN(Master Your Now)にしても、ごくごく平易な言葉を頭字化 しているところがひとつのつかみなのだろうとおもいます。
また、こちらカンボジアでは会社や商店の名前など、まあたいていはオーナーの個人名なのですが、それを頭字化して3文字のアルファベットにして、ちょっとワードアートしましたみたいなロゴが氾濫しております。
正直、おまえも勘違い国際化かよって感じが、私の中でいなめません。
Rith MonyをRMNとかしちゃいます。
略さない元の名前のほうが、よっぽどオリジナリティあるのに…。
我々もあまり、業界人ぶって、あるいはプロフェッショナル的雰囲気やらグローバル的雰囲気やらをかもし出そうとおもって、何でもかんでも頭字化していると、ちょっとおかしみが出てしまうので、それをあえて狙うのでなければ、重々注意が必要だとおもいます。
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