2014年8月30日土曜日

三浦理恵子に学ぶ、カネを惜しむように言葉を惜しむことにより人々をぐいぐい惹きつける法





冒頭の三浦理恵子の言葉には、一文字たりとも無駄がない。



よけいな脱線もない。



充分な間がある。


正しい前置きがある。



客席の奥の奥まで声と想いを届かせる姿勢と精神がある。



「みんなー、元気ぃー?」という彼女お約束のセリフで、安心感と帰属感を与えてもいる。

ああ、このひとは俺たち私たちにわかることをベースとして話をしているのだと。

このひととはベースを共有しているのだと。

そう聞き手に感じさせる技能と工夫がある。



一見、まるで幼稚園児に向かって話しているようでもある。



だが、人々をぐいぐい引っ張ろうとおもったら、経営者であれ、教育者であれ、講演者であれ、結局はこういう話し方に行き着くものだとおもう。



ひとの前に立つと、あるいはひとの上に立つと、僕らはえてして、つい、頭の良さをひけらかしたくなってしまうものだ。

話を脱線させたり、そもそも論から入ったり、ちなみにが長くなったりする。

それは最も効果の低い話し方だとココロに刻むべきである。



人に聴かれようとおもったら、僕らはすべからく三浦理恵子たるべきなのだ。

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