カンボジアでPayPalアカウントを作ってみました。
長い話を一言で言えば、カード認証が済んだ後でも、カンボジアアカウントだと、資金をアカウントから引き出せないどころか、そもそも受け取ることすらできないというトホホな画面になってしまいました。
国際金融界においてほとんど北朝鮮とかと同列のエンガチョ状態に置かれているカンボジアという国の「黒い山」(『いやいやえん』的な意味で)な現実をあらためて痛感しました。
カンボジアでは起業熱が高まってきているので、当然、ECをやって世界からカネを受け取ってウハウハしたいという層がいる。また、従来のNGOなどで、めぐまれない人々が作った雑貨とかを世界へ売ったり、寄付を募ったりしたい層もいます。
しかしPayPalが上記のような状態なので、そう簡単にはいかないのです(カンボジア以外で作ったPayPalアカウントとかがあればもちろん話は簡単ですが)。
そういう需要にこたえ、カンボジアでECサイトやMCサイトを作ることができ、世界中からクレカ決済を受けることができるサービスを提供しているとうたっているサイトはいくつかあります:
CamboPay
ベトナム系です。
BIDCのモバイルシステムとかを作成してます。
システム図とかがベトナム語のままなのがちょっと投げやりです。
ネット上で利用例や評判がまったくヒットしませんが、公式サイトでは「32 e-commerce websites of 25 business partners providing a variety of goods and services」が利用していると記しています。
http://www.cambopay.com/ (あやしい旧サイト)
Bongloy
まだβです。
ボーン ローイは粂語で「かっこいいお兄さん/お姉さん」という意味です。しかし粂語ボン ルイ「お金を払う」とかけてると思われます(※数年前一瞬出てすぐ引っ込められた貸金ブランドの「I'm Rich」<「Amret」を彷彿させます)。
http://geeksincambodia.com/bongloy-online-payment-gateway/ なかのひと(&カンボジア嫁)
CHARGE.COM
多くの国に対応しており、カンボジアにも対応していると謳っていますが、そもそもネット上でカンボジアにかぎらず利用例が全然ヒットせず、業者格付けサイトでの評価も非常にかんばしくないです、というかボロクソです。
Safe Pay Kit
https://www.safepaykit.com/
これもネット上に利用例や評判がほぼヒットしません。
2C2P
ミャンマー発で、タイなど東南アジアで本気で展開しています。
タイ航空とかMyanmar Payment Unionとかそうそうたる大企業が顧客となっており、東南アジアのPayPalと言われています。
日本のGMOからも出資受けたりGMOとタイで合弁したりしてます。
カンボジアのe-visaでも支払い方法の1つとして採用されています。
そしてカンボジア事務所もあり、ウチみたいなとこでもやってくれますかと問い合わせたところ、can do settlement in Cambodiaという返事がノータイムで返ってきました。
純粋にカンボジアを拠点として本気でやるなら今んとこここ一択と思われます。
ただもちろんASPなんで当然、ウェブサイトはどこですかと聞かれました ^^;
2C2PのAung Kyaw Moe CEO |
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