2014年9月6日土曜日

シャーペンが鉛筆より高級でイケててオシャレで便利という誤った風潮にカンボジアもついに突入

きょう、長男(8)のシャーペンがブッ壊れました。
ペン先がひん曲がって、芯が詰まりました。
僕はこれを治そうと15分ぐらい投入しましたが、無理でした。

きょう学校でシャーペンがブッ壊れた長男(8)は、
授業中、芯を何とかして入れようと奮闘し、机じゅうを折れた芯だらけにしたそうです。
なぜなら彼は学校へ、そのシャーペン1本しか持っていっていなかったとのこと。

日本人ならば、たとえば僕らの世代ならば、「進研ゼミ」とか「とどろけ! 一番」などで
「シャーペンより鉛筆! シャーペンはすぐ芯が折れたりして時間の無駄。思い切り書けないので筆記速度も落ちる。受験には鉛筆を持っていこう。かつ、5本持って行こう」
「消しゴムは試験中落としてしまうかもしれない。自分で拾えばカンニング、試験官に拾ってもらえば時間ロス。受験へは消しゴムは2個持って行こう」
などの知恵は世間一般常識として身につけているものです。

しかしここはカンボジア。
そのような役立つ知識源に接する機会など得るべくもない長男(8)。
僕は彼に言いました。
「鉛筆ならこのようなことは起こらない」
「明日から学校へは、鉛筆5本持っていきなさい」

おもえば、鉛筆よりシャーペンのほうがイケてるみたいな風潮が日本でわきおこったのは、僕が小学生のころでした。
その後、日本人はとっくにその段階を卒業し、
シャーペンなど単にハッタリだけのオモチャであること
真剣な人間はシャーペンなど使わないこと
漢は黙って鉛筆であること
を全国民がすでに体得しているかと存じます。

しかしカンボジアは今やっと、鉛筆よりシャーペンのほうがカッコよくてオシャレでステキ!
な風潮に突入したようです。

DTPを学ぶ社員たちに、メモ用にノートと鉛筆を支給することにしました。
しかし社員たちに、その仕様を相談させたところ、鉛筆でなくシャーペンが良いということになりました。
細かいことに口は出さねえ!
が僕の経営モットーです。
いま社員たちはシャーペン使ってます。

しかし彼らもやがて気づく日が来ると確信しています。

ちなみに僕は何でもエナージェルですが…。

願わくば僕らの人生も経営も、シャーペンでなく鉛筆でありたいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿