2014年8月26日火曜日

日本語「はば」とは決して、横の長さの意ではない。クメール語「トトゥン」もまたしかり

社員に先日
「この矩形のこの辺の長さはクメール語で何と言う? もう一つの辺の長さはクメール語で何と言う?」
とたずねたところ、

  • 縦の辺の長さ:ទទឹង
  • 横の辺の長さ:បណ្ដោយ

という答えを得たので、てっきり

  • ទទឹង:縦の長さ
  • បណ្ដោយ:横の長さ

という意味なのだと思い込んでいました。

しかし実はこれは、Tovnahのទទឹងの説明を見たら、
ប្រវែង​ខាង​ខ្លី
だそうですので、
  • ទទឹង:短辺の長さ
  • បណ្ដោយ:長辺の長さ

という意味みたいです。

たしかに、描いた矩形は、縦が横よりも短い、横に長い矩形でした。

  • 東京外大の語彙モジュールの説明ではទទឹងを「横」としており、
  • クメール語辞書の説明も「横幅」となっていますが、

ともに不正確であるとおもわれます。

よく考えたら、日本語「はば」も、決して横の辺の長さではなく、短辺の長さという意味ですので、クメール語と同じですね。

DTPのように、X-Y座標内における横(X方向)と縦(Y方向)の長さについて言いたいときは、縦の長さはកំពស់でもいいんじゃないかとおもいますが、誤解を招かないためには

  • ប្រវែងX
  • ប្រវែងY

とか、あるいはもういっそInDesign等の画面そのまんま「W」・「H」で覚えてもらうほうが早い気もしますね。

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