「これがドイツの開発援助のゴールであったのでしょうか。BMWとロールスを売ることが」
「私たちの病院は初年度において、ヨーロッパと同じ薬をカンボジアの子供たちに与えていることについて、NGOや国際援助団体から新聞紙上で『ロールスロイス薬』との批判を受けたものです。しかし貧富の差にかかわらず適切な医療を受けることは子供の権利であり、その医療は子供を救うものでなければならず、殺すものであってはなりません。あれから22年が経った今、その資金についてはいまだに援助に頼らねばならないのが実情ですが、一方で今やこの国で彼らはドイツからのロールスロイスを売り、乗り回すことになりました。」同病院の資金の85%は私的募金によるものであり、その多くはスイスに住んでいる方からのものだということです。患者の子供の少なくとも8割は、治療を受けなければ死んでいたであろうということです。また数千人が、治療を受けなければ障碍者になっていたであろうということです。
私は以前、ひとりの日本人が
「リヒナーはクソ医師だ。病気の子供たちをあんな炎天下で待たせて。いくら無料だからってやっていいことと悪いことがある」
と批判するのを面前で聞いたことがあります。
私はそれに対しどう答えたらよいのかわかりませんでしたが、私はアホで単純なので、死ぬよりは炎天下のほうがマシでは? と思ったりしました。
貴女ならどう答えますか?
カンボジアの有名歌手2人のデュエットによる『コンテアボパーと希望』公式MV
(3分12秒あたりで「炎天下」も映ります)
(3分12秒あたりで「炎天下」も映ります)
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