2014年6月22日日曜日

ピーターパンの憂鬱

インターのお遊戯会でピーターパンの扮装をした長男(8)が帰り道、
「パパ、ピーターパン知ってる?」
と聞いてきたので、
「知ってるよー」
と答えた後、
「大人にならない子供だよ」
と言いかけてやめた。

日本の男は多くピーターパン症候群とはよく言われる。大人になれず甘えと夢に生き続けるのだ(女も?)。それならそれでも、回りに迷惑をかけず楽しく生きられるなら良いじゃないかと思う。ただし、ピーターパンの気持ちをわかりながらピーターパンを脱した少数の羊飼いによって経営される必要があるだろう。日本人とはそういうものだと踏まえて割り切れて活かせる経営者が、日本ではおおむね成功しているように感じる。

社員出身の社長は社員の側の気持ちもよくわかるが、社員を超克しなければならない。ピーターパン出身の羊飼いはピーターパンの気持ちもようわかるがそれを超克しなければならない。夢見る少年だけでいられる人々をときに羨みはしても、戻る道はもはやない。

日本人と気質が近いと感じるカンボジア人についても同様だとおもう。

0 件のコメント:

コメントを投稿