2014年8月9日土曜日

顧客情報をまるで持たないことこそコアコンピテンスとなる時代が来た 

ライス氏の天下りを受け入れたDropBoxをスノーデン氏が批判、これからはゼロナレッジだという記事。

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20140722/1137583/?ST=sp

そもそも中央サーバを持たないP2P技術を核としたBitTorrent Syncなどもこの流れをさらに推し進めたところに位置付けられますね。

先頃発生したベネッセの顧客情報大量流出と、それに対するネット上のセキュリティ技術者たちによる無力感あふれる記事の数々を見るにつけ、これからは顧客情報を保有すればするほど多大なリスクを負う時代、保有によるメリットよりもデメリットのほうが大きい時代だと感じられます。

クラウドの時代は徐々に終わりを告げ、P2P技術の上に新たなWebやネットサービスが築かれていく時代になってゆくのだと感じます。

教育その他さまざまなサービスを提供する企業も、顧客の住所氏名やIPアドレスを知るのではなく、P2Pチェーンで間接的につながる何かのよすがのみを持ち(いまでいえば.torrent)、それ以外は知ることを避けることにより、企業のセキュリティリスクを避けることができるようになることでしょう。

もちろんいますぐ転換は無理ですし、技術的に具体的にどうやるのよっ、マネタイズはどこでやるのよ、てのはありますが、中期的にはその方向へ世の中が進んでいくのは必然の要求とおもいますので、よくよく準備しておく者が勝つのではないかとおもいます。

世界最古のゼロが記されたクメール碑文を女学生が持ち去り、学者が返還訴え 

インドより前にクメール人が7世紀に世界で初めて数字ゼロを記した碑文、クメールルージュにより失われていたのを学者が再発見、しかしイタリアの女学生が持ち去り、学者は返還訴え

http://www.phnompenhpost.com/post-weekend/did-ancient-cambodians-invent-zero