2014年7月24日木曜日

Skype氏、請求先国とクレカ発行国の一致を見るように成長

会社の代表Skypeアカウントに私のクレカを登録してあり、緊急時に社員が私の携帯電話へSMSとか電話とかできるようにしてあるのですが、新しいクレカを登録しようとしたところ、はじかれてしまいました。

請求先住所をカンボジアにしてあったのを、日本に変更したら、通りました。

私のクレカは日本で発行されたものですので、どうやら、請求先国とクレカ発行国の一致を見るようにSkypeのフィルタリングが成長したようです。

以前は、同様に日本で発行された別のクレカで、カンボジアの請求先住所のまま、平気で払えていました。

なにごとも、だんだん規制は厳しくなっていくものですね。








なお、Skypeチャットから私の携帯電話へは、日本文字であろうとクメール文字であろうと送ることができて、文字化けされず表示されますので便利です。




理数系科目のない小学校へ子供を転校させました

長男(8)と二男(6)は、先日夏休み前まで、British International School of Phnom Penhという学校に通っていました。
完全に英語のみで教育を行う学校であり、生徒どうしの会話も英語で行われています。
私はこの学校に何の文句もなかったのですが、以下の理由で、もっと近所の学校に転校させました:
  • 学年上がるごとに上がってくる授業料のお値段がハイソすぎて、申し訳ないけど、払えません。今ぐらいのタイミングまでには、事業が東南アジア一のDTP業者となり、ここの学費ぐらい屁の河童の予定だったのですが、若干遅れが出ています。
  • 遠い。わが自宅はプノンペンの西の端。この学校はプノンペンの東南端にあり、通学にバイクで往復1時間を要しています。
  • 英国完全準拠を謳うカリキュラムのため、英国の植民地の島(私は名前も聞いたことない)の文物とか、はっきりいってどうでもいいことを暗記しないといけない。
  • 宿題の量が多く、親がみるヒマない家庭の場合には、家庭教師的なひとの存在が、学年上がるごとにほぼ必須の感じ。うちの子供はそういうサポートをわが家で得られていないので、とくに文科系科目において、順位が下がりはじめる気配が見えている。
  • 英語のみで教育を行うといっても、インターナショナルスクールというわけではなく、生徒のほとんどはカンボジア人であり、ごく少数の韓国系と南アジア系がこれに加わっている状態。多くはリッチ層であり、ランクルで送り迎えされている。ウチも本当は事業大成功して今ごろにはとっくにランクルで送り迎えしている予定だったのですが、以下同上。日頃の送り迎えやお遊戯会・運動会での、親がVIP動物園状態。
近所の学校というのは、本当に近所で、わが家から徒歩5分です。子供の脚でも10分かからないでしょう。

そして内容は、ひたすら英語教えるだけです。理数系科目も教えないそうです。
これはある意味、良いかもしれないと思いました。理由は:
  • 長男はこと算数においては所属学年より1つ上の実力を有するとの試験結果が出ており、おまえは俺かという感じで、授業でみんなと横並びでやるのは退屈そう。
  • もちろん将来、つまづくこともあるでしょうが、そのとき授業があると、授業進行に流されてしまうので、自学して、とことん、そのつまづき箇所を克服するほうがよい。
理数系科目ほど、修得の速度に個人差のある科目もありません。またこれほど、つまづく箇所が個人によって異なる科目もありません。

一般に、この記事の中段で
For years, teachers like Thordarson have complained about the frustrations of teaching to the “middle” of the class. They stand at the whiteboard, trying to get 25 or more students to learn the same stuff at the same pace. And, of course, it never really works: Advanced kids get bored and tune out, lagging ones get lost and tune out, and pretty soon half the class isn’t paying attention. Since the rise of personal computers in the early ’80s, educators have hoped that technology could solve this problem by offering lessons tailored to each kid. Schools have blown millions, maybe billions, of dollars on sophisticated classroom technology, but the effort has been in vain.
とあるように、マス授業による教育というのは本来、成立しえないものです。

成立しえないものを、成立するふりをしようと奮闘してきたのが、この百数十年間の「学校」というものの歴史です。

ただし学校にも必要性はあります。それは、先生の言うことを聞くことを覚えるということ(どんなに糞な教師であっても)。先輩との付き合い方を覚えるということ。いろいろな家庭環境や性格のクラスメイトとの付き合い方を覚えるということ。そして、後輩との付き合い方を覚えるということです。

振り返って、僕は小学2年の1学期まで、リオデジャネイロ日本人学校に通ったあと、2学期から、習志野市立向山小学校という超ローカル公立校に放り込まれました。

日本人学校というのは、言うまでもなく、海外に出た日本人の子女が通う学校です。僕が子供だった昭和40年代、海外に出る日本人というのは、エリート中のエリートでした(現在はその傾向は多少は緩んでいるかもしれませんが)。子供たちも、育ちが良く、お坊ちゃまお嬢ちゃま学校という感じでした。

それが一転、千葉県のとある公立校へ放り込まれてみると、さまざまな家庭環境の子供が通ってきています。乱暴な子供もいます。また、家へ遊びに行ってみると、実におもしろそうなものがたくさんある農家の子供もいます。ボロボロで壊れそうな官舎の子供もいます。先生もいろんな性質の先生がいました。これは僕の人間関係スキルに幅を与えてくれた環境だったようにおもいます。

理数系科目については、家でネットで学んでもらうのが良いとおもいますので、数日前、Metfoneのサイトのフォームで「ネット入りたい」と送りましたが、返事が来ませんね…。店に直接行くのがたぶん手っとり早いんでしょうね。