別に幼児教育産業の回し者ではないのですが、人の成長において最も効果を生み出すものは学習そのものというより、学習に対する姿勢と取り組み方であるとおもう。これは「おもう」というより、厳然たる現実だとおもいますが。
「学習って大事だよね」
「学習って報われるよね」
「学習ってこうやると早いよね」
「学習する俺様カッケー」
こういう心的枠組みと学習スキルがアプリオリなものとして身につくか付かないか、その決定的な分かれ道となるのが、そのひとの一番最初の学歴であるとおもう。
幼稚園行ったひとなら幼稚園、行ってないひとなら小学校がそれということになる。
僕がブログの自己紹介欄の学歴に幼稚園から記しているのもその考え方からだ。
自分を振り返っても、またうちの子供らを見ていても、最初に通った幼稚園における動機づけや報奨付与が与える影響は多大であると感じます。その面で大学とかはそれに5%程度を付加するにすぎない。それは当然のことで、学習に対する姿勢と取り組みができている人だけを受け入れる前提となっているのが本来、高等教育であるべきだからだ。
近所のカンボジア人の子供らは、これができてないひとが実に多い。
それはもちろん本人のせいというより、親のせいなのである。
以下は学歴でなく家庭環境の話になってしまうが、親がそもそも、学習って大事だとおもってない。
家の中のゴミでも拾わすほうが大事だとおもっている。
それももちろん大事だが、学習のほうが大事、と考える家庭にしか、学習で明るい未来を開くことのできる知的生命体は生まれてこない。
妻は幸いにしてそのような考え方の親族の中にあって育ったため、カンボジアにおいて育った時代が不幸だったことから学はないけれども、学習は大事だという考え方は堅持しているのが僕とウマの合う点だ。
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