DTPにも体裁的にさまざまなレベルの案件があり、カンボジアの当社でも昨今はWordに毛が生えたようなコンテントドリブンなものから、ギッシリ組まれたガチガチレイアウトドリブンなものまでやっておりますが、もちろん前者も奥が深いのですが、後者は後者で人力であれこれ解決しないといけない部分が大きいのでカンボジアに向いておるわけです。
ただし人力といっても、単純作業の部分と、デザインとかのスキルが必要な人力とに大別することができ、後者は日本人相手なら日本人の好みというものもあって、カンボジアのマンパワーで単純に解決はできないわけです(その意味では、中国でもさんさん苦労話を聞いた)。
がっつりDTP、うっかりするとがっかりDTP
一字違いで大違い…。
私個人の専門は、こういうレイアウトドリブンなDTP案件の中に必ず存在するコンテントドリブンな部分(スペックとかコマとか呼ばれる所)をいかに自動化して速度と正確さと可用性と再利用性と可搬性を担保するかという提案と開発にあるので、デザインとかは私にとってもギブンなのです。
開発部分を除いた本作業部分を簡単なフロー図にするとこういうことです。
基本デザイン→(1) 自動組版→(2) スペック以外及びイレギュラー対応のDTP(人海戦術)→(3) デザイン的手直し
基本デザインは基本お客様から支給ですので、こちらでやることはありませんので、(1)と(2)と(3)の三種の神器がひとつになれば最強の組版チームが組成されるのだ。
いかにこの3つを揃えるかは、中国でも皆さん苦労されてる部分でした。というかそもそも(1)を含めようという発想がオフショア現場の場合はなかなかないかもしれません。私は逆にもともと日本にいて(1)側からオフショア現場との連携を図ってきた立場ですので、(1)と(2)を一緒にしたいというのがカンボジア大六創業の動機となっているわけです。
なぜなら、人力のみに頼っていたのでは、上述の速度と正確さと可用性と再利用性と可搬性を担保できないからです。
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