2014年9月17日水曜日

腕や脚がなければどうしてもできない仕事というのは、実はそう多くはない。地雷撤去キャンペーンでの切り抜き事業が再始動しました 

カンボジア地雷撤去キャンペーン(CMC)さんの切り抜き事業が昨日再始動しました。

僕も現地バッタンバンへ来ています。

といってもプノンペンの当社ですでに2ヶ月の実技研修を終えた2任が切り抜きしていますので、僕がすることはとくにありません。

便利なソフトをちょっと追加したのと、最近できた新しいお客さん向けの設定をしたぐらいです。

このCMCさんでの切り抜き事業は、以前一度始動しているのですが、頓挫してしまいました。経緯はCMCさんのブログに詳しく記されています。

ドラえもんのテレビアニメ化にも、旧という黒歴史「ハァ~ドラドラ、ハァ~ドラドラ」がありました。
新が始まるとき、創刊まもないコロコロコミックで大々的にキャンペーンが行われましたが、そこにはひとことも旧のことはふれられていませんでした。
当時小学生の僕はコロコロを毎号買っていましたが、旧の存在を知ったのは30歳ぐらいになってからです。
しかし、新としての再始動にあたっては、旧がなぜ失敗したかの分析が徹底的に反映されていたであろうことは、想像にかたくありません。

CMCさんでの切り抜き事業(新)でも同様に、(旧)での失敗要因を極力排除しています。
もっともコロコロとは違って、(旧)を黒歴史として隠蔽することは決して行なってはいませんが。

2人のうち一人は両腕がありません。
もう一人は脚がありません。
脚がなくても切り抜きは問題なくできるだろう、というのは当然で、当社にも以前地雷で脚のない社員がいました。
しかし、両腕がなくても切り抜きができるというのは、正直驚かされました。
切り抜きを行なうには、片手でマウスを正確にあやつりながら、片手でときどきAltキーなどを押す必要があります。
両腕がなくて、いったいどうやってそれが可能なのか?
知りたい方はCMCさんに連絡して、可能であればバッタンバンを訪れてみてください。

切り抜きにかぎらず、腕や脚がなくてもどうしてもできない仕事というのは、実はそう多くはないのだとおもいます。
それよりもずっと大切なことは、その仕事を喜びとともに遂行していけることだと考えています。

このバッタンバンのCMCさんでは、プノンペンの当社カンボジア大六同様、実績給制度を導入しました。
固定給に加え、その月の作業実績亮に比例した実績給が加算されるしくみです。
当社ではこのほかにもいろいろ、各人の様々な資質や成果に応じたインセンティブを付与していますが、バッタンバンはまだ2人ですので、そういうのは導入されるとしてもこれからでしょう。

バッタンバンのこの現場が、プノンペンの現場に追いつき追い越す日の遠からぬことを願い、今日プノンペンへ帰ります。

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