きょう、長男(8)のシャーペンがブッ壊れました。
ペン先がひん曲がって、芯が詰まりました。
僕はこれを治そうと15分ぐらい投入しましたが、無理でした。
きょう学校でシャーペンがブッ壊れた長男(8)は、
授業中、芯を何とかして入れようと奮闘し、机じゅうを折れた芯だらけにしたそうです。
なぜなら彼は学校へ、そのシャーペン1本しか持っていっていなかったとのこと。
日本人ならば、たとえば僕らの世代ならば、「進研ゼミ」とか「とどろけ! 一番」などで
「シャーペンより鉛筆! シャーペンはすぐ芯が折れたりして時間の無駄。思い切り書けないので筆記速度も落ちる。受験には鉛筆を持っていこう。かつ、5本持って行こう」
「消しゴムは試験中落としてしまうかもしれない。自分で拾えばカンニング、試験官に拾ってもらえば時間ロス。受験へは消しゴムは2個持って行こう」
などの知恵は世間一般常識として身につけているものです。
しかしここはカンボジア。
そのような役立つ知識源に接する機会など得るべくもない長男(8)。
僕は彼に言いました。
「鉛筆ならこのようなことは起こらない」
「明日から学校へは、鉛筆5本持っていきなさい」
おもえば、鉛筆よりシャーペンのほうがイケてるみたいな風潮が日本でわきおこったのは、僕が小学生のころでした。
その後、日本人はとっくにその段階を卒業し、
シャーペンなど単にハッタリだけのオモチャであること
真剣な人間はシャーペンなど使わないこと
漢は黙って鉛筆であること
を全国民がすでに体得しているかと存じます。
しかしカンボジアは今やっと、鉛筆よりシャーペンのほうがカッコよくてオシャレでステキ!
な風潮に突入したようです。
DTPを学ぶ社員たちに、メモ用にノートと鉛筆を支給することにしました。
しかし社員たちに、その仕様を相談させたところ、鉛筆でなくシャーペンが良いということになりました。
細かいことに口は出さねえ!
が僕の経営モットーです。
いま社員たちはシャーペン使ってます。
しかし彼らもやがて気づく日が来ると確信しています。
ちなみに僕は何でもエナージェルですが…。
願わくば僕らの人生も経営も、シャーペンでなく鉛筆でありたいものです。
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