この案件なんとか社員どうしで話し合って決めてみて、と私が言うのに対し社員がしびれをきらし「もう社長が決めてよ」と言ったときのみ初めて「そっすか? じゃ…」という感じです。
それは社長が決めてねと社員が言ったんだから社長が決めてもう文句言いっこなしだよね。
しんがりは漢字で「殿」と書くのも故なきことではないとおもうんです。
前面で目立たせてもらってる派手なヤツではなく、実はいちばん後ろにいる地味男くん地味子さんが大ボスだったという。
ときたま最後尾で声を発してなにげに神輿の行方を頑固に支配しております。
最前列で踊りたいやつが、気持ちよーく踊れるように。
元早稲田大学ラグビー部監督の中竹竜二さんもまさにそういうことおっしゃってますね。
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これからの組織は変化の早い世の中に即応できるよう現場の個々人の知恵とリーダーシップを引き出した者勝ちであり、そのためにはメンバーのリーダーシップを引き出すフォローに回ることこそ、21世紀のリーダーのコンピテンシであるみたいなことをよく言われますね。
言い換えれば、21世紀はカリスマのないリーダーの時代であるともいえます。
しかし…じつは20世紀の偉大な経営者の多くも、「僕はカリスマがなかった」とおっしゃっています。いやいやあるでしょ、という感じですが、そうした方々がそのような自覚のもとにどのようなリーダーシップを発揮されたか、という思想と手法は、21世紀になっても、いやむしろこうした21世紀だからこそなおさら、充分学ぶべきものがあると考えています。
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