2015年7月30日木曜日

さくらVPS CentOS 6 x86_64にBitTorrent Sync 2.1.1をインストールしました。

まずはダウンロードページを見る:
https://www.getsync.com/intl/ja/platforms/desktop

Linuxにいろんなバージョンがあって戸惑う。



x64だと思うが確信が持てない。

http://vps.sakura.ad.jp/specification/
を見ると、x86_64だと書いてある。

x86_64とx64は同じものなのか?

https://ja.wikipedia.org/wiki/X64
の冒頭に「x64またはx86-64とは」と書いてあるので、同じもののようだ。

いちおう確認のため、
http://takuya-1st.hatenablog.jp/entry/20090707/1246983582
を参考に
$ uname -a | grep x86_64
を実行。たしかにx86_64だった。

しかしx64のインストーラにglibc 2.3あり版となし版がある。

glibcとは何であろうか ^^;

http://www.weblio.jp/content/Glibc
の説明など読んでみるが、う~む、だから何、という感じである。

http://forum.bittorrent.com/topic/20146-difference-between-normal-version-and-glibc23-versions/
を見たところ、
「一部にglibcを2.3より上げれないかわいそうな人々がいるので、glibc 2.3版はその人々のためのものだ」
的な回答があった。
「かわいそうな」は私が行間を読みました。

つまりglibcあり版となし版があるわけではなく、glibcとはどのLinuxにも入っているものらしい。そして、glib 2.3に対応したインストーラと、普通の環境に入っているであろうもっと上のバージョンのglibに対応したインストーラがあるというわけなのだ。

いちおう、自分の環境のglibのバージョンを確認してみる。
http://yasu66.com/glibc-version-confirm-734
を参考に
$ yum list installed | grep glib
を実行。2.12だった。

なので、「x64」インストーラを入れたらいいということがはっきりした。

初心者はこんな簡単なところでいきなりつまづくから困るよ!

さてインストールなんですが、どこへインストールするか?

http://www.ruchirablog.com/install-configure-bittorrent-sync-server/
を見ると、root権限で/home内に入れてます。

が、私の素人的感想ですと、homeは人々が住んでいるディレクトリなのに、いきなりBitTorrent Syncという人ではない何かが共存するのは、ビューティホーではない感じがいたします。

そこで、
http://www.showwin.asia/2014/04/29/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89vps%E3%81%ABbittorrent-sync%E3%82%92%E5%B0%8E%E5%85%A5%E3%81%97%E3%81%9F/
に従って、
$ cd
$ mkdir btsync
$ cd btsync
致しました。ヘタレなのでいちおうrootじゃない私の私的権限で。

さてダウンロードするために、URLを知りたいわけですが、ブラウザで「無料ダウンロード」を右クリックしても、URLゲットの選択肢が出てきません。
そこで左クリックすると、「名前を付けて保存」ダイアログが出現し(マイ環境イズWindowsですので)、と同時にそのウラに、「Thanks for downloading BitTorrent Sync.」ポップアップ画面が現れます。
「名前を付けて保存」ダイアログを閉じます。
「Thanks for downloading BitTorrent Sync.」ポップアップ画面の中に「Click here if your download didn't already happen.」とあるので、この「Click here」のリンクを右クリックしたら、URLをゲットできました。

$ wget https://download-cdn.getsync.com/stable/linux-x64/BitTorrent-Sync_x64.tar.gz

そんでこれを解凍します。

$ tar -xvzf BitTorrent-Sync_x64.tar.gz

解凍できましたので、次は、設定ファイル「btsync.conf」を生成するそうです。参考サイト様のなすがままです私。

$ ./btsync --dump-sample-config > btsync.conf

これを参考サイトさんは「nano」というエディタで編集していらっしゃいます。nanoというエディタがあるのですね。名前がウチと一緒なのでとっても惹かれますね。vim練習しはじめたばっかりですけど…。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Nano_(%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BF)
によると、picoというエディタが発展したものらしいです。さらに発展するとmicro、milli、と進化するのであろうか。

http://tech.kayac.com/archive/nano-tutorial.html
によると、いろんなLinuxディストリビューションにけっこう標準で入ってるらしいですね。

$ nano
と試しに打ってみたところ、起動しました。

しかし、vim練習中の身ゆえ、そっと^Xして終了させていただきました ^^;

ヘタレなので、設定ファイルを編集する前に、いちおうコピーをとっておく。
$ cp btsync.conf btsync.conf.org

$ vim btsync.conf
で設定ファイルを開きます。

Linux版のBitTorrent SyncにもWeb UIがあるらしいのですが、これは無効化することもできるようですので、セキュリティ的観点から、ひとまず無効化する方向で。
http://qiita.com/snaka/items/3e68b94a1a4201ae3212
を参考に構成しました。

変更したとこのみ抜粋。
  "device_name": "Oreore Device",
  "listening_port" : 7878, // 0 - randomize port
ほんとは7878じゃない番号に設定したので、7878ポートをアタックしてこないようお願いします。


:wqで(こんなことまでいちいち書いてしまうところがvim初心者ですね)いったん設定ファイルを保存してvimを終了させ、共有フォルダを作成。
$ mkdir sync

設定ファイル内のコメントに、--generate-secretをコマンドライン内で使って新規キーを生成しろと書いてあったので、それに従います。
$ ./btsync --generate-secret
生成されたキーが印字されますので、コピーします。

$ vim btsync.conf
でもう一度設定ファイルを開きます。

変更したとこのみ抜粋。
shared_foldersがコメントアウトされていますが、有効にするために、
  "shared_folders" :
の前の行のコメントアウト「/*,」を「,」のみに変更。
ファイルの下から5行目の「*/」を削除。

      "secret" : "XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX", // required field - use --generate-secret in command line to create new secret
      "dir" : "/home/oreore/btsync/sync", // * required field

:wqで設定ファイルを保存してvimを終了させます。

設定ファイルで指定したBitTorrentのポートを開けます。これはroot権限で。
# cd /etc/sysconfig
# vim iptables

以下の行を追加します:
# BitTorrent Sync 
-A OUTPUT -p tcp --dport 7878 -j ACCEPT
-A OUTPUT -p udp --dport 7878 -j ACCEPT
-A INPUT -p tcp --dport 7878 -j ACCEPT 
-A INPUT -p udp --dport 7878 -j ACCEPT 

:wq
# service iptables restart

さて、晴れてBitTorrent Syncの実行です!
$ cd
$ cd btsync
$ ./btsync --config btsync.conf

さっき生成されたキーを、ほかのコンピュータのBitTorrent Syncに設定すれば、めでたく開通です!

なお、BitTorrent Syncを再起動したり、終了させたりしたいときは、そのプロセスを殺すという方法をとることになっているようです。
なんか、乱暴ですね…(またも素人的感想)。
プロセス番号は、BitTorrent Syncを起動した際にも印字されますが、もしもそれを控えていなくて、いま走っているBitTorrent Syncのプロセス番号を知りたい場合には、手っとり早い方法として、
$ ./btsync
とすると
Can't lock pid file. It seems BitTorrent Sync is already running with pid 4303
といわれるので、pidすなわちプロセス番号がわかり、
$ kill -9 4303
としてこのプロセスを殺すことができます。もちろんpidは毎回違うのでその値を指定します。

ツッコミなどあれば大歓迎しております。

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