BitTorrent技術を活かした完全匿名P2Pチャット「Bleep」のプレアルファテスターの募集が開始されました。
Building An Engine for Decentralized Communications
自分の電子メールアドレスをフォームから送るだけで、インストーラへのリンクが示され、テスターになれます。
ただし現時点でWindows 7/8版のみがあり、それ以外の環境で動作するものはこれから発表するとのことです。
サーバベースのクラウドソリューションは、諜報機関による盗み見を前提として使用しなければならない時代となりました。
Skypeはメッセージそのものをサーバに蓄積してはいないかもしれませんが、認証自体は中央サーバによって行われます。
すなわち、利用者の名前やアクセス元といったメタデータは、しっかりとサーバに保管されており、したがって、諜報機関による盗み見の対象となります。
中華チャットアプリQQや、簡単にのっとりできてしまうのに何の対策も採られないウリナラチャットLineなど、もちろんもってのほかです。
また、名簿販売やクラッカー侵入によるサーバからの顧客データ流出の危険性にもつねにさらされています。
同じくBitTorrent技術を活かした完全匿名ファイル同期ソフトBitTorrent Syncは、こうした理由により、すでにかなり普及しています。
BitTorrentはまた、インターネットにある他人の中央サーバによる認証を必要としないことから、LAN内での運用にも適しています。
Bleepも同様に、LAN内チャットにも便利に使える可能性があります。
Bleepの早期のベータ版リリースと各種プラットフォーム対応を切望します。
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